NIHON KOGEIKAI

第35回 伝統工芸日本金工展

受賞作品解説

平成18年 5月 2日更新


4-00249-004-035-00049

新人賞

合子「流華」

高田亜矢子

 素地の灰緑色と、その表面の所々に象嵌された粒の小豆色。それらの対比が美しい。どちらも伝統技法による発色なのだそうだが、こういう組み合わせはかつての日本金工にはなかったのではないか。アール・ヌーヴォーの宝石箱を見るようである。成形技法からだけではなく、色彩感覚からの伝統再活性化という方法もあってよいだろう。金消し象嵌による幾何線文も、フシギ感覚を呼び起こす。

(第35回 伝統工芸日本金工展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2006