第37回 伝統工芸日本金工展
受賞作品解説
平成20年 4月22日更新
4-00188-004-037-00064
日本工芸会賞
かにかなぐ
蟹金具
| 金具は刀装の目貫から発展した飾り金具で、裏に留金具をつけて帯留、ブローチ、袋物の飾りなど様々な用途を持つ日本の彫金を代表する一分野である。この金具は蟹の身体を硬い四分一の地金を鏨で打ち出して作り、両の鋏には銅を着せ、金銷を施し、さらに金、銀、赤銅の平象嵌で文様を表している。又、眼には赤銅を鑞接して活き活きとした蟹の生態をよく表現している。金具の基本はデッサンにあるが、単なる写実ではなく、実用品に生命を込める魅力的な小宇宙であることを示す佳作である。 |
(第37回 伝統工芸日本金工展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2008