5-00331-005010-00103
朝日新聞社賞
とちづくりふきうるしたんざくばこ
栃造拭漆短冊箱
やまもと ひでゆき
山本英之
| この作品はノミで刳り彫りしたあと二ヶ月ほど放置して狂いを出し、再び刳るとともに小さな鉋で仕上げをする刳物技法で作られたせりの短冊箱である。材はので、その杢目が虎の縞模様に見えることからこの名がある。立上りから蓋の甲盛にかけての稜線と直角に交わるの対比によりいっそうの杢目表現で、木理の織りなす美しさを創出し拭漆の仕上がりも見事である。素材の特長をよく生かした造形感覚と卓越した技術がうかがえる優秀な作品である。 |
(第10回 伝統工芸 木竹展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2005