NIHON KOGEIKAI
第11回 伝統工芸 木竹展
入賞作品解説


5-00283-005-011-00002

日本工芸会賞

けやきふきうるしりょうかもりき
欅拭漆稜花盛器

あまの ゆたか
天野 豊


 欅の良材を細心の気配りをもって刻み、丹念な拭漆の行程が醸しだす漆の深い色相が形を表し、春のあでやかさを見事に表現し、華やかなイメージと落ちついた雰囲気の作品に仕上げている。五稜という形は変化が有り、まとまりを求めるには難しい形であるが、巧みに稜線に変化を持たせ、奥ゆきからの拡がりを際だたせている。五弁花の開花の瞬間を的確にとらえ刳り物でなければ成し得ない造形としての表象化に成功した力作である。

(第11回 伝統工芸 木竹展図録より)



受賞作品一覧へもどる


表紙へもどる

製作著作
社団法人日本工芸会
2007