NIHON KOGEIKAI
第21回 伝統工芸 人形展
入賞作品解説


6-00153-006-021-00033

文化庁長官賞
「夕陽」木芯桐塑布紙貼
木野光子(きの みつこ)

 作者は瀬戸内海の旅先で心うたれる夕景色に出逢い、その時の感動を詩情豊かに纏めている。技法は木芯桐塑で成形、頭部と手足は典具貼紙を貼り重ね、着衣の染布の下には箔をおいて夕陽と刻々と暗くなってゆく海を強調している。作者の巾広い表現力のたまもの。又腰掛けの工夫は移りゆく夕景の流れを助けている。まだ新進の作家であるが将来の楽しみな一人である。

(第21回 伝統工芸 人形展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2004