6-00144-006-021-00076
朝日新聞社賞
「寧楽秋月」木芯桐塑胡粉
藤田美智子(ふじた みちこ)
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作者は、かつて唐僧鑑真創建の唐招提寺を訪れた時、夜空には満月が輝き、金堂内の天平仏が蝋燭に照らされており、何とも言えぬその神々しさに感動したという。その作者の心の内が、そのまま作品に映し出され、御所人形独特の胡粉仕上げの白さと柔和で古風な顔立ち、何も持たないその手の造作にも生かされ、気品のある作品に仕上がっている。
形の無い想いや心の感動を、あからさまには表わさず、いかに表現するかが人形制作にとっても大切なことである。この作品はそのことに見事に成功しているといえよう。 |
製作著作
社団法人日本工芸会
2004