NIHON KOGEIKAI
第35回 日本伝統工芸染織展
入賞作品解説


2-00108-002-035-00026

日本経済新聞社賞
長板中形着尺(ながいたちゅうがたきじゃく)「松竹梅」
小宮康正(こみや やすまさ)

 竹を菱格子に、その中に松葉と梅を交互に配し、さり気なく「松竹梅」を表現した洒落た文様。いくぶん小柄な文様が現代の感覚にマッチして爽やかな作品に仕上げられている。型を彫る技、型をぴったりと狂いなく両面から合わせる糊置きの技、そして藍染めの技。中形の魅力は、この型と糊置きと染の三拍子が揃ったところから生まれる染め上がりの潔さにある。この作品はその中形の魅力を十分に発揮しているものと言えよう。

(第35回 日本伝統工芸染織展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1998