NIHON KOGEIKAI
第42回 日本伝統工芸染織展
入賞作品解説


2-00111-002-042-00032

山陽新聞社賞

かたえそめきもの「しょかのころ」
型絵染着物「初夏の頃」

さいとうたかこ
斎藤孝子


 近づいて模様の染型をたどっていくと、まるで手に取れるようなベコニアがそこにはある。暈しの効いた浅葱と薄紅の花色の違いや、葉の意匠の変化に気づくのも楽しい。ひるがえってやや距離をおいて観ると、寒色系の階調に、暖かみのある薄紅が流れるように映る。遠近でダイナミックに表情を変える意匠が、この作品の大きな魅力である。(丸山伸彦)

(第42回 日本伝統工芸染織展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2008