3-00305-003-023-00079
東京都教育委員会賞
かんしつ「さきはじめたはなさかずき」
乾漆「咲きはじめた花盃」
野口洋子(のぐち ようこ)
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見る程に清楚で可憐な盃は、誰もが手元に置きたくなる。蕾から八分咲きまで、開いてゆく過程を五つの形で表現し、入れ子にすることで八重椿に様変わりする。美しく収納するところまで考慮され完成度が高い。プラチナ箔の砂子蒔きの仕上げは、用途に適い朱色を引き立てている。小品でありながら、一つ一つが稟として力強いのは、作者が20年あまり掌のなかで慈しみ育ててきた椿への愛着と、確かな描写力と造形力による。
(記 根本曠子) |
製作著作
社団法人日本工芸会
2006