3-00100-003-024-00001
文化庁長官賞
きゅうしつりんかせんもんもりき
キュウ漆輪花線文盛器
荒川文彦(あらかわ ふみひこ)
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檜材を、轆轤で成形し、さらにその縁を輪花形に彫刻して素地とする。下地は和紙を張
り、蒔地を施した堅牢なつくりで、良質な漆で塗り上げられている。特に塗り立て仕上げ
に特徴的な作者の卓越した技術は、この作品に遺憾なく発揮され、縁の内側に巻かれた銀
線と金の環をアクセントとして、見込みの潤色と縁の黒色とのバランスを考えた、しっと
りとした漆の艶を現出させることに成功している。新世代の山中塗りの伝統を代表する秀
作である。
(記 林 曉) |
製作著作
社団法人日本工芸会
2007