NIHON KOGEIKAI
第24回 日本伝統漆芸展
入賞作品解説


3-00100-003-024-00001

文化庁長官賞

きゅうしつりんかせんもんもりき
キュウ漆輪花線文盛器

荒川文彦(あらかわ ふみひこ)


 檜材を、轆轤で成形し、さらにその縁を輪花形に彫刻して素地とする。下地は和紙を張 り、蒔地を施した堅牢なつくりで、良質な漆で塗り上げられている。特に塗り立て仕上げ に特徴的な作者の卓越した技術は、この作品に遺憾なく発揮され、縁の内側に巻かれた銀 線と金の環をアクセントとして、見込みの潤色と縁の黒色とのバランスを考えた、しっと りとした漆の艶を現出させることに成功している。新世代の山中塗りの伝統を代表する秀 作である。
                                 (記 林  曉)
(第24回 日本伝統漆芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2007