3-00019-003-025-00012
日本伝統漆芸展新人賞
さいしつきんまごうす「ようよう」
彩漆蒟醤合子「陽陽」
鵜飼敏伸(うかい としのぶ)
| 下塗りの漆が乾かぬうちに砂糖を蒔き、湯をかけ流すと凹凸のあるテクスチャーがあらわれる。そのうえに彩漆をほどこし平滑に仕上げることによって生れた淡くおぼろげな色調。朝もやを表現したという天板上部には「陽」がうっすらと浮かんでいる。「陽」の光も意識したという側面には朱漆と黒漆を交互に配し、蒟醤によるシャープな横線が全体を引き締めている。器のかたちと意匠構成のバランスにも優れた作品である。(記 山崎 剛) |
製作著作
社団法人日本工芸会
2007