1-00257-000-031-00263
日本工芸会奨励賞
ゆうりきんさいたいさんぼくもんはち
釉裏金彩泰山木文鉢
吉田美統(よしだ みのり)
九谷の竹田有恒や、加藤土師萌らの先例で知られる釉裏金彩は、
釉下の金箔の効果を表現の基本とする難度の高い陶技である。
この大鉢は、下地の緑を強く焼き込んで整えたのち、花びらをやや厚めの金箔で、
葉を薄めの金箔でそれぞれ貼り表し、焼付け、さらに全面に施釉して焼きあげてある。
封じ込まれた金箔には、縮れなど微妙な効果も現れているが、貼り込み時の工夫が、
この清楚な作品の構成上のポイントになっている。
(第三十一回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2003