3-00162-000-031-00398
日本工芸会会長賞
そうもんまきえこだんす
草文蒔絵小箪笥
砺波宗斎(となみ そうさい)
作品全体に、菅(すげ)の繁みにすだく虫を散らして秋の情趣を醸し出している。
図柄は、幾何学的構成を主軸としながらも、具象的に菅や虫などを取り合せて、
力強いなかにも物静かな気品を感じさせる。
蒔絵の金粉と共に卵殻、玉虫貝、鉛などそれぞれに持ち味の違った材料を
たくみに組み合せて、美しい調和を見せているのも見どころ。
作者の意図が、伝統的蒔絵の技法をふまえて新らしく表現された優品である。
(第三十一回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2003