3-00014-000-032-00354
東京都知事賞
きんまよういもんかざりばこ
蒟醤葉映文飾箱
伊賀寛泰(いが ひろやす)
蒟醤は模様を彫り、これに各色の彩漆(いろうるし)を充填して研ぎ出す技法である。
紅葉した落葉が残照に映え、複雑な色調を発する様を、限られた色で巧みに表している。
二十枚ぐらいずつの葉に色を入れては研ぎ出し、五回程この工程を繰り返すことによって、
重なり敷かれた葉を表現することに成功している。陰翳(えい)のある空間の朱地は、
晩秋の夕景の雰囲気を感じさせる。
(第三十二回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2003