3-00081-000-032-00423
日本工芸会奨励賞
まきえかざりばこ「むぎほ」
蒔絵飾箱「麦穂」
室瀬和美(むろせ かずみ)
蒔絵に螺鈿(らでん)・漆絵・切金(きりかね)等の各種技法をまじえた精妙な作。
両側面に錆上げ黒漆描で麦を描き、穂は一段高く表し、所々に金切金を置いてアクセントをつけている。
蓋表から側面に連続する平行線は金平目(ひらめ)に丸粉を蒔いてあり、
春風に靡(なび)く麦のうねりを象徴する。未だ膨み切らない穂をかすめる早春の風が、
爽やかな香りを伝えて来るようである。
(第三十二回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2003