3-00037-000-033-00370
NHK会長賞
まげわづくりらんたいじきろう
曲輪造籃胎喰籠
小森邦衛(こもり くにえ)
| 竹を編んだ籃胎と、薄い木材を曲げた曲輪の技法を巧みに融合させた作で、 特に肩や尻の曲面の処理に苦心の跡がうかがえる。竹の編み方には内外で5種あり、 側面は6本の曲輪で構成されている。朱・透(すき)漆・潤(うるみ)漆による色調は 程よい変化を見せ、段落の金蒔も適切なアクセントとなっている。 キュウ漆(きゅうしつ)の作品には熟達した塗の技術とともに、 破綻のない形の厳しさが要求されるが、塗、形とも成功した例である。 |
(第三十三回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2003