5-00057-000-037-00542
日本工芸会会長賞
すかしあみはなかご「ざんしょう」
透網花籃「残照」
田中旭祥(たなかきょくしょう)
竹工芸は伝統的に編む技術によってまとめた作品が多い。
しかし、編み上げる技法では変化ある作品は生まれにくい。
この作品は新鮮味を出さんが為に、組む技術を駆使したのであろう。
正面の透かしあじろは、巾の違えた材料で透かし編みの美しさを出し、
両側の線状の染竹で、変化と同時に透かしあじろを引き立てる効果を出している。
形も扁平な八角形として新しさを出し、単調ではあるが明快な好ましい優作である。
(第三十七回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
1990