3-00066-000-043-00394
日本工芸会会長賞
かんしつしゅぬりじきろう
乾漆朱塗食籠
林 曉(はやし さとる)
現代、乾漆の器形の制作には、雄型の石膏原型が多く用いられているが、この作品は
雌型の原型が用いられている。つまり、型の内側に和紙・麻布を漆で貼り重ねることになる。
原型を徹底的に検討することで鋭い感覚の器(素地)が誕生する。
この作品は、内貼り乾漆技法独自の器形に、明度、彩度の高い朱色が調和して
美しい光と影を放っている。明るく華やかで現代的な作品である。
(第四十三回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
1996