5-00038-000-043-00513
日本工芸会奨励賞
かえでづくりじゅうにかくじきろう
楓造り十二角拭漆食籠
川野正毅(かわの まさき)
自由な形態が表現できる刳(く)り物技法の中で、最も円型に近い十二角を刳りぬき、
稜線を極めてやさしく表現することで優美な形態を表現しており、
作者のねらうところが十分にうかがえる作品である。
忍耐と細心の注意と努力の継続により削り出せる稜線であるが、
これは作家の技が見事に開花したものであり、拭漆仕上げの色合いも程良く、
内面の刳り方や木厚も素晴らしい出来栄えの作品である。
(第四十三回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
1996