3-00044-000-044-00393
日本工芸会総裁賞
かんしつじょうもんもりき
乾漆縄文盛器
塩多淳次(しおだ じゅんじ)
キュウ漆の作品には熟達した塗りの技術とともに、破綻のない形の厳しさが要求されるが、
本作品は十二角形の柔らかい、石膏原型に麻布を六枚から八枚、漆で貼り重ね、
高台の部分は档(あて)材のケン胎で素地とし、外側の模様の部分は、器物に文様の形を掘り、
漆で固めた麻紐を半分に埋め込み、黒漆で仕上げた後、二種類の朱漆と黒漆で外側の模様に続くよう、
一度に花塗(塗立て)で仕上げた力作である。
(第四十四回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
1997