3-00111-000-052-00363
日本工芸会新人賞
いちょうまきえかざりはこ
銀杏蒔絵飾箱
内島一郎(うちじまいちろう)
| 懸子(かけご)をつける合口造(あいくちづく)りの箱で、素地は檜材の指物。秋の黄昏どき、銀杏の葉が夕陽を映して色合いを変えながら舞い落ちるさまを蒔絵であらわしている。箱の表から身にかけて、朱の暈かし塗りで茜色に暮れなずむ時の流れをあらわし、葉に金粉とプラチナ粉で微妙な変化をつけるなど、秋の夕景のひと時を確かな技倆で表現した優品。静と動、光と影が心地よい旋律を奏でる。(高橋隆博) |
(第五十二回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2005