5-00073-000-054-00589
日本工芸会保持者賞
じんだいすぎづくりじきろう
神代杉造食籠
灰外達夫(はいそとたつお)
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作者は長年、精緻な木象嵌(もくぞうがん)の技法を探求してきたが、今回はその加飾を一切せず、地の神代杉(じんだいすぎ)の柔らかく優しい素材美を表現した。器形は緩やかな曲線の十弁の輪華で、蓋表は黒や茶の縞模様、側面は木目が細かくそろった材で対比。蓋の稜線や身との合せ目、高台(こうだい)は神代桂(じんだいかつら)で引きしめつつ調和する。高貴な気品に満ち、作者の円熟した心境を示す。
(柳橋 眞) |
(第五十四回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2007