NIHON KOGEIKAI
第37回 日本伝統工芸中国支部展
入賞作品解説


2-00213-666-037-00002

日本工芸会賞
 草木染絞り訪問着「喜久」
吉岡春子

 着物一面に上から菊花一輪の文様にも思われ、又、花火の大輪にも思われる大きな構成を絞りで表現した作品で、ややもすると堅さを感じさせる形が絞り技法で柔らかく仕上げているところがこの作品の成功したところである。
 同じ形の大、小で単調になりがちな形を一つひとつの形を複数の技法を取り入れ単純さをカバーしている。
 絞りの技法は巻上絞りを主体として帽子、縫締、折縫の技法を使い最初に柄場を白く仕上げてから再度巻上絞りをして、黄、水色、ローズと色を刷毛で挿していきます。その利き色が一段とこの作品を効果的にしている。長方形の形も絞りにくい形を美しく仕上げている技術は秀逸である。(清水光美)

(第37回 日本伝統工芸中国支部展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1994