NIHON KOGEIKAI
第41回 日本伝統工芸中国支部展
入賞作品解説


6-00005-666-041-00008

岡山県教育委員会教育長賞
木芯桐塑布紙貼「雨あがり」
松尾三代子

 雨が止んで傘をくるくる廻しながら帰る少女、作者の幼い日の姿と云う。
 木芯桐塑で形作り、胡粉工程を経て、衣装は布と和紙で全体の調子をととのえている。おさえた色彩がよく時代を出した。
 傘のような大きな物を持たせるのは、バランスを崩して難しいものであるが、そつなくまとまっている。人形は説明が無くとも、情景や心象、作者の想いが、こちらの心に響いてくることが最も大切であるが、その点素直に表現されて、やすらぎを感じさせる好感の持てる作品である。〈小野忠子〉

(第41回 日本伝統工芸中国支部展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1998