NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第34回伝統工芸新作展
入賞作品解説


奨励賞
焼〆象嵌花器(やきしめぞうがんかき)
寺本 守

成形した器体に自由な線刻をし、象嵌する。素焼後、表面を白泥で化粧し、乾燥後に剥ぎとる。更に、赤褐色泥で化粧し、その上に、アルミナ、紅柄、化粧土の混合粉末を、黄な粉状に塗布し本焼成する。還元状態で温度降下させ冷却する。窯出し後、器体表面をこすり、塗布された物質を剥ぎとる。作者が永年追求して来た複雑な化粧技術を駆使することにより、深みのある表面を作り出し、器体の素直な形と相俟って土の香りのする佳品となっている。

(日本工芸会東日本支部 第三十四回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1994