NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第41回伝統工芸新作展
入賞作品解説


1-00940-111-041-00045

奨励賞
東日本支部賞
色絵銀彩唐辛子文皿(いろえぎんさいとうがらしふみさら)
川松弘美

 まるで銀器を思わせる皿に、リズミカルに描かれた唐辛子。
摘み取ったばかりの瑞々しさを表現しようと、色にこだわった作者は、伝統的な色絵には無い、新しい色使いによって新鮮な作風を生み出すことに成功している。轆轤成形・本焼した白磁器に、まずグレーの上絵具を唐辛子部分を除いて、皿の表裏全面に塗り、唐辛子を銀泥で描き焼付ける。 その後、唐辛子に赤と緑の上絵具で色伏せし、背景に刷毛のタッチを生かして 銀彩を施し焼き付け、更に背景の銀彩部に透明の上絵具を塗り、 焼成して完成となる。三回の上絵焼成という手間を惜しまぬ作者の、色絵銀彩を追及し続けて来た苦心が実った作品といえよう。

(日本工芸会東日本支部 第四十一回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2001