NIHON KOGEIKAI
第29回 日本伝統工芸近畿展
入賞作品解説
3-00109-555-029-00307
京都府教育委員会教育長賞
木縒胎流文銀溜椀
佐々木幸子(ささき さちこ)
和紙で紙縒を作り、木型の外側に、蓋、身の高台の中心から放射状の縦紐と螺旋状の横紐を編み、錆漆を摺り込んで仕上げたものである。椀の中には粗い銀粉を蒔きつめた銀溜に仕上げ、高台と口縁部分を帯状に黒漆を塗る。紙縒の渋い肌合いが、簡潔な中にも深い味わいを感じさせ、用途と素材と技法が一致した工芸の姿を如実に示している。