NIHON KOGEIKAI
第35回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


3-00019-222-035-00128

名古屋市長賞
蒟醤黄沙文食籠
鵜飼敏伸

 一見植物のように見える模様について、作者は「春もまだ浅い頃、ボンネットに積もった黄砂の
風紋に自然界の美しさと力強さを感じ、大陸から運ばれた黄金色にロマンと悠久の想いを重ねつつ
制作に取り組んだ」と言っています。
 ともあれ蒟醤の技法を駆使して表現したもので、荒いとも思える大胆な彫りを施したところを
赤呂の充填と金粉でやんわりとまとめています。形は銅から尻にかけて張りを持たせていますが、
もう少し深くてもよいのではないかと思われます。
 確かな技術に裏打ちされまたまりのある作品です。

(第35回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2004