1-01251-222-037-00015
東海伝統奨励賞(中部近鉄賞)
鉄絵八ツ手文鉢
岩渕 寛
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“酸化第二鉄”いわゆる弁柄は、陶磁器絵具の中で褐色・黒色・飴色・緑色と多様に発色する顔料です。この作品は、花や実 重なった葉の生命力を、絵具をあえて過剰に使った鉄砂色で徐々に薄め、見込み一杯に立体的に表現しています。
作者はこの鉄絵具を自在に使う一方、胎土には鉄分の多い上を選びました。暗いとも思えるその地色と、変化を見せる鉄文様とが一体となって、湿潤な情景を作り出しています。 昨年に続く受賞は、作者に勇気を与えたことでしょう。 |
(第37回 東海伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2006