NIHON KOGEIKAI
第37回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


5-00338-222-037-00161

三重県教育委員会賞
栓造拭漆盛器
渡辺岳司


 この盛器の材は「栓」。うこぎ科の広葉樹で本州全域及び北海道に産し、別名を 「はりぎり」「ぽうだら」などと呼ぱれ、杢目を見るかぎり北海道産のものと思わ れます。この柾目板を使って、ノミで彫り小鮑で仕上げています。造形的に自由な 表現が出来る“刳物技法”で、流動かつ大胆に底面から外向に拡がりを持たせ 変化 のある動きを与えて、スケールの人きさを創出しています。
 「拭漆」の仕上がりも良く、素材の特長を生かした造形感覚が観る者の心に伝わ る佳作です。

(第37回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2006