NIHON KOGEIKAI
第15回 伝統工芸第七部会展
入賞作品解説


7-00060-007-015-00030

朝日新聞社賞
透胎七宝鉢(とうたいしっぽうはち)
神田 亘(かんだ わたる)

 透胎七宝とは切り透し七宝とも称され、銅素地の模様の一部分を糸鋸で切り取ってその部分に特殊な幅の銀線を素地に焼き付け、その中の空の部分に透明の七宝釉を焼成し、銅素地の残存部分に有線無線の七宝をほどこす大変制約の多い技法で明治20年代より昭和の初期に制作され権田広助が名手として知られているがその後余り制作されていなかったが作者は永年の研鑚の上に意欲的に技術挑戦し創意と豊かな感性を波と水しぶきの様子を動きを出すために色調に濃淡をつけた技術と感性のマッチした秀作である。

(第15回 伝統工芸第七部会展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1999