第33回 伝統工芸日本金工展
受賞作品解説
平成16年10月 5日更新
4-00009-004-033-00094
東京都教育委員会賞
きりばめぞうがんはぎあわせばこ
切嵌象嵌接合せ箱
山本 晃
種々の色金で多数のパーツを造り、鑞付けに依って制作された作品です。
この技法では鑞付けの銀鑞が作品の美しさの目障りと成ることもあるが作者は工夫に依り銀鑞の流れをリズミカルなさざ波の様な線に表現しています。 融点の近い金属の鑞付けは神経を使う根気のいる仕事です。 色金の美しさを良く引き出した優品である。 |
(第33回 伝統工芸日本金工展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2004