第34回 伝統工芸日本金工展
受賞作品解説
平成17年 5月31日更新
4-00191-004-034-00081
朝日新聞社賞
しゃくどうじぬのめぞうがんかき「そう」
赤銅地布目象嵌花器「想」
別所貞明
赤銅地で形成した花器に金と銀で布目象嵌を施した作品である
下部を斜めに切り細かい金箔で地面を表わし、上部に銀で地から空へ夢が広がり流れてゆく様は作者の心象であろうか。 銀箔の廻りを毛彫りで彫って空へ抜ける大胆な構図は力強く見え、下部の緻密さと相俟った表現力豊かな優作である。 |
(第34回 伝統工芸日本金工展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2005