NIHON KOGEIKAI
第19回 日本伝統漆芸展
入賞作品解説


3-00100-003-019-00002

東京都教育委員会賞
潤朱塗菓子盆「陽環」
荒川文彦(あらかわ ふみひこ)

 檜材を轆轤で挽いたものを素地にし、下地は素地に和紙を貼り、薪地を施して堅牢な造りとなっている。作者の卓越した技量によって塗り立て技法で仕上げられ、縁や内側に施された金や朱の色の変化とも相まって、美しい漆の表情を見せている。
 端正な上塗りの表面からは伺い知れない素地の部分にも、山中塗の良き伝統が次の時代にしっかりと受け継がれていることが感じられる、シンプルで好感の持てる作品である。

(第19回 日本伝統漆芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2002