3-00060-003-022-00084
文化庁長官賞
沈金箱「楽園」
西 勝廣(にし かつひろ)
初夏の陽光をうけ、薄桃色の可憐な花をつけるアベリア(花園衝羽根空木)を、緻密な計算の図案構成で巧みにまとめ、エキゾチックな風情と美しさで表現している。
技巧には、沈金の特徴である点彫りで濃淡を生かし、模様と的確な技法で彫り上げ、金、白金で彩色している。技法とデザインがみごとに調和し、格調の高い優品である。 |
(第22回 日本伝統漆芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2005