3-00084-003-025-00115
第25回展記念賞
きんぎんぞうがんうるしはこ「ゆくかわ」
金銀象嵌漆箱「行く河」
山岸一男(やまぎし かずお)
作者は黒部渓谷に行った折りに見た川の流れの美しさを、又湖面に映える水鳥の波紋のおもしろさを表現した。水の流れの部分は片切刀の角度を鋭くして連珠紋の様に彫り金、銀の象嵌を平らに研ぎ仕上げ、波紋の部分は太く深く線彫して盛り上がった線象嵌に仕上げ合間を点彫の素彫で仕上げてある。
行く河の流れは絶えずしての、方丈記から題名を「行く河」としてある。(記 小森邦衞) |
製作著作
社団法人日本工芸会
2007