NIHON KOGEIKAI
第三十一回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


1-00079-000-031-00014

朝日新聞社賞

ぬのめしのもんおおはち
布目篠文大鉢

伊藤東彦(いとう もとひこ)


 布目は、型成形のとき土の離れをよくするために使う布の跡が残ったものと、
この鉢のように、器肌の効果として意図的に用いる場合とがある。
ここでは、先ず素焼の肌に布をあてて白化粧し、再び素焼する。固定された布目上に
色化粧土を薄く色面ごとにかけて模様を整え、線描を施し、灰釉をかけて本焼する。
上絵に金彩も施されている。グレーの諧調の中に、篠竹の緑と白が鮮やかに浮出し、
初夏の爽快な情景を彷佛とさせる作品である。

(第三十一回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2003