NIHON KOGEIKAI
第三十六回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


1-00395-000-036-00206

日本工芸会奨励賞

ぞうがんばち
象嵌鉢

美崎光邦(みさき みつくに)


 手造りで成形した素地を信楽の2種類の陶土で化粧し、
更にその上に同じ信楽の白と赤の土で大きく抽象的な文様を象嵌して、
約1200度で焼き上げた鉢である。ゆったりした簡明な器形と、
のびやかに流れる象嵌のパターンとが見事に一体となって、
作者の卓抜な造形感覚をうかがわせる。
全体に薄く仕上げられているが、とりわけ口縁部は鋭利に作られ、
内部の豊かな表情とあいまって、この作品に清新な美しさをもたらしている。

(第三十六回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1989