NIHON KOGEIKAI
第三十七回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


1-00365-000-037-00168

文部大臣賞

たんせいゆうりぎんさいしほうはち
淡青釉裏銀彩四方鉢

中田一於(なかたかずお)


 釉裏銀彩は、本焼した白磁胎に銀箔を模様に截って貼り、
更にその上に低火度釉をかけて焼く窯芸で、この作者は永年この技法を追い続けている。
今回は大胆な四方形の鉢の内外面に、銀箔を火炎状に截って貼り重ねた流動的な意匠構成と、
銀彩の上に淡く施された久谷の紺青釉の効果によって、あたかも水面下に広がる
銀色のゆらめきのような、神秘的な美しさが感じられる。完成度の高い秀作である。

(第三十七回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1990