NIHON KOGEIKAI
第三十八回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


5-00036-000-038-00518

日本工芸会奨励賞

したんせんぞうがんしょく
紫檀線象嵌卓

片岸吉明(かたぎし よしあき)


 本紫檀は、古渡りに類する秀材であり、木の動きを考えて、柾取り合板とする。
寸法、木厚も正統派であり、また側面には黄楊の極細線がみえているが、
象嵌ではなく合せの方法で表現し、黄楊の目立った色合いを細くおさえたところに、
作者の非凡さがある。色調も紫檀特有のものを良く生かし、優れた指物の技法に
真の趣きをいつまでも輝かせる優品である。

(第三十八回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1991