NIHON KOGEIKAI
第三十八回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


5-00071-000-038-00546

日本工芸会奨励賞

もくがいんばこ
木画印箱

野上雅敏(のがみ まさとし)


 この箱は、指物木画の技法で、印箱として作られ、神代欅のボディーに、
黄楊、紫檀、朴を合わせて張り、各素材をそれぞれが持つ色調を木画として、
巧みに表現している。縁の部位には、青角を象嵌することにより、
文様の区切りと引き締めをなし、側面には、黒柿等を配し、仕上げに拭漆を施し、
全体の調子もたいへんによく、内部は使用を考慮にいれて桐の箱がよく収まっている。
この作品は、小ぶりの寸法に対する木画の調和の成功が大きな見どころである。

(第三十八回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1991