NIHON KOGEIKAI
第三十八回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


6-00010-000-038-00587

日本工芸会会長賞

「げっか」もくしんことうそぬのかみばり
「月下」木芯胡桐塑布紙貼

足利典子


 紅型は沖縄で生まれ、育った特色ある染物である。
本品は型紙を使って、生地に糊を置き、文様部分には顔料と染料とを併用して
色差しををする手法になったものである。
 紅型には伝統的な色遣いや文様があり、独特な沖縄の文化を伝えてきた。
作者はこの伝統をマスターした上で、新しい文様の創造に挑戦し、見事に成功している。
 また両面染めという、紅型には甚だ希少な、手間と熟練を要する技術にも取り組み、
優れた成果を得ている点も大いに賞賛したい。

(第三十八回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1991