NIHON KOGEIKAI
第四十回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


3-00044-000-040-00396

NHK会長賞

かんしつごうす「ようりん」
乾漆合子「陽輪」

塩田淳次(しおだ じゅんじ)


 乾漆被(かぶせ)印籠蓋造りの器で、麻布と和紙を主に原型を作り、
やわらかい変形十二角で幅の広さを工夫し変化を取り入れてある。
蓋を持つと柔らかさが手に伝わってくるよう形に気配りをして、回りに線を作り、
細かい朱線と黒との対比は陽と輪が大らかで美しい。
身の立上がりに変り塗を施してあり、器は花塗り仕上げで作者の卓越した
キュウ漆の技が結集された優作である。

(第四十回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1993