NIHON KOGEIKAI
第四十二回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


1-00280-000-042-00123

日本工芸会会長賞

ながしがきかけわけざら
流描掛分皿

鈴木 量(すずき りょう)


 皿の中央に向って左右から黒釉と白釉が杓(ひしゃく)による流描で表されている。
灰釉に鉄分が加えられた黒釉はやや幅広の面として、一方白釉は線的にそれぞれ掛分けられ、
対照の効果が意図されている。中央部分に残された間げきも、構成上重要な働きをしている。
流描はやり直しのきかない技法であるが、作者はそれを抑え(おさえ)気味に扱い、
構成的な試みを優先させることで、質感を含めた作品の統一的な表現を成しとげている。

(第四十二回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1995