NIHON KOGEIKAI
第四十五回 日本伝統工芸展
受賞作品解説


1-00036-000-045-00198

日本工芸会奨励賞

ねりあげおおつぼ
練上大壺

松井康陽(まつい こうよう)


 練上は二色以上の色土を捏ね合わせたり、重ね合わせたりして、
その断面の模様を器表に生かすように成形する伝統技法である。
この大壼も、白・青・黒の三種の色土で、楓の葉を意匠化して組み合わせた板土を、
内型に貼って成形し、内型を除去した後、轆轤に載せて削り等の仕上整形を行う。
素地は磁器に近く、透明釉を掛けて高温で焼成する。文様と色調がバランスよく構成され、
これまでのこの作者の練上作品の中でも最も完成度の高い優作と言えよう。 

(第四十五回 日本伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1998