2-00077-000-047-00344
文部大臣賞
ゆうぜんきもの しらなみ
友禅着物「白波」
二塚長生(ふたつか おさお)
色地に糊防染のみで模様を白く表わす技法は、江戸時代には「白上げ」と呼ばれ、
染めの技法としては最も基本的なものであるが、この作品ではこの単純な技法を巧みに用いて、
主題を実に効果的に表現している。白波の質感だけでなく音までも感じさせる点は、見事である。
(第四十七回 日本伝統工芸展図録より)
製作著作
社団法人日本工芸会
2000