NIHON KOGEIKAI

伝統工芸なぞなぞ百科

NAZO-NAZO-024-C


正解です。


「青銅」は、銅と錫(すず)の合金です。

人類が最初につくった合金といわれています。

学校の歴史の授業で、「青銅器」ということばを覚えましたね。

「青銅器」と「鉄器」は、
ほぼ同じ頃に日本に伝わりました。

写真のような銅鐸(どうたく)は、
もともと、祭りの道具のひとつ、
楽器としてつくられたようです。

それが、弥生時代後期になって、
次第に大きいものがつくられるようになり、
まつりの対象そのものになったということです。


日本の冶金技術


自然界にある鉱石から金属を取り出す技術のことを
「冶金」(やきん)といいます。

大昔から、日本人はこの冶金の技術を発展させて、
独特の「合金」をつくる知恵を学び取りました。

伝統工芸「金工」で使う合金

(おもなもの)

青銅
(せいどう)
銅と錫、鉛などの合金。
釣鐘、香炉、仏像、仏具などをつくる。
黄銅
(おうどう)
銅と亜鉛の合金。真鍮のこと。
磨くと黄金色に光るので、仏具などをつくる。
赤銅
(しゃくどう)
銅と金の合金。光沢のある紫黒色。
烏を連想するので烏金(うきん)ともいう。
壷、花器などをつくる。
白銅
(はくどう)
銅と錫の合金。
磨くと白く光るので、鏡などをつくる。
砂張
(さはり)
銅と錫と鉛の合金。
叩くと良い音がするので、
銅鑼(どら)などをつくる。
四分一
(しぶいち)
銅と銀の合金。割合は、銅が3/4、銀が1/4。
着色するとグレーになる。

日本には、かわった名前の合金があるのですね。

この中で、とくに
「赤銅」(しゃくどう)と、四分一(しぶいち)は、
欧米の金工作家のみなさんも、日本名で呼ぶほど
世界に知れわたっているそうです。

「伝統工芸なぞなぞ百科」でご紹介する作品のなかにも
これらの合金をつかったものがありますので、
ぜひ覚えておいてください。

ミニ知識

「四分一」について


日本の伝統的な金工技術


日本の伝統工芸の金工部門については、
これまでに何回かご紹介してきました。

「彫金」(ちょうきん)と「鍛金」(たんきん)については、
下の写真をクリックしてご覧ください。

伝統工芸なぞなぞ百科
(これまでに、金工部門でご紹介した方々)

#009

「彫金」(ちょうきん)

人間国宝 増田三男(ますだみつお)さん

#023

「鍛金」(たんきん)

人間国宝 奥山峰石(おくやまほうせき)さん

今回ご紹介するのは、
「鋳金」(ちゅうきん)の人間国宝
齋藤 明(さいとうあきら)さんです。

それでは、齋藤 明(さいとうあきら)さんの工房を訪ねてみましょう。

齋藤 明(さいとうあきら)さん
人間国宝
(にんげんこくほう)

写真をクリックしてください!


製作著作
社団法人日本工芸会
2004