NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第33回伝統工芸新作展
入賞作品解説


1-00618-111-033-00168

東京都教育委員会賞
炭化面取壼 (たんかめんとりつぼ)
四本哲男

 プリミティブな焼物らしさを表現したいという作者の想いは、肉厚にロクロで成形した丸い壺を大胆に削ぎ取る事により、力強いフォルムを造り出した。それに木炭を吹きつけ、半分程木炭を詰めたサヤの中に埋め込んで焼成し、一つの形の中に酸化炎の灰釉の部分と、木炭に囲まれて強い還元炎となった黒い素地の部分を同居させ、迫力ある変化を作り出した。大胆にして計画的な技が、造形の確かさを充分に引き立て、力強い作品を生み出したものである。

(日本工芸会東日本支部 第三十三回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1993