NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第36回伝統工芸新作展
入賞作品解説


4-00031-111-036-00311

奨励賞
銀小箱「春愁」(ぎんこばこ「しゅんしゅう」)
押山元子

つまみは一枚の銀板を打出しで作ったもので裏からみると継ぎ目のない空洞になっている。首の細いところなど困難な仕事だったろう。胴部は赤銅・銀を熔接合、鑞接合したもので熔けた部分ときれいに鑞接した部分との違い、銀着色の濃淡、細い金線など景色のおもしろさがよく表現されている。自己の技術水準を超えて挑戦しようとする作者の意欲はもの作りの原点である。初心を忘れず研鑽を望む。奨励賞たるゆえんである。

(日本工芸会東日本支部 第三十六回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1996