NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第40回伝統工芸新作展
入賞作品解説


2-00129-111-040-00198

奨励賞東日本支部賞

あさぢながいたちゅうがたきもの
麻地長板中形着物「雪吊り文」

まつばらのぶお
松原伸生

 麻地長板は単衣で着る「ゆかた」のことです。染色も単色で多色の染を使わない、長い伝統の中で藍を主体にした色が使われている。清涼感をもたせる藍色は純粋な藍草を発酵させた(スクモ藍)を再発酵させて藍色を注出したものが純植物藍の色彩である。作者は祖父と父の継承した藍染の技法を守っている。簡易な方法での薬材での染を行っている人々がスクモ藍の無駄使いは一考を要する問題でしょう。糊置と藍染めの一貫性を進めて行く必要も今後の技術者養成に力点を置くことが重要なことでしょう。作者の雪吊りをイメージした、この模様は動的であり、リズミカルな雰囲気が感じられる、今後に期待したい。

(日本工芸会東日本支部 第四十回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2000